STORY

歴史

VILLAGE VANGUARD DINER STORY

2003年、東京・阿佐ヶ谷に
ヴィレッジヴァンガードダイナー が誕生しました。

立ち上げたのは、ヴィレッジヴァンガードで店長を務めていた一人の男。
「好きなものを好きなスタイルで追及する」という考えのもと
数々の“遊べる本屋”立ち上げに功を奏していた敏腕店長でした。
しかし、そのヴィレッジヴァンガードスタイルを追求しているうちに
“食と本の融合”こそ自身が生み出したいスタイルだと気づき、
本屋から一転し、ハンバーガーダイナーを立ち上げることに。

まず始めたのは、お店の顔となるハンバーガーの研究。
同志となった料理人とともに、1年にもわたり
ハンバーガーをつくり続けました。そこでたどり着いたのは
「素材にこだわり、とことん丁寧につくる」というシンプルな答え。
試行錯誤をし続けたからこそ見えた答えでした。

そして、そのハンバーガーを提供するお店のコンセプトは、
ニューオーリンズのジャズバーをイメージした“大人の隠れ家”。
大工さんと即興でつくった内装デザインに合わせ、
アンティーク家具を置き、手作りの看板を飾り、
集めた本を並べ、ジュークボックスからはジャズを流しました。
仕上げに飾ったのは、おなじみの手書きPOP。

「レジとスタッフ以外のものはすべて売り物です」。

こうしてオープンしたヴィレッジヴァンガードダイナーには
人が人を呼ぶように多くのお客様が集まり、
ハンバーガーを片手に本を読んだり、仲間と夢を語ったり…
それぞれが思い思いに過ごせる本当の“隠れ家”となりました。

一人の男のこだわりがつくり上げたヴィレッジヴァンガードダイナーは
今、創業当時は考えもしなかったほどに多くの場所、
多くの人に愛される存在となりました。
これは、男の想いに共感し、同じように熱い心を持った仲間たち、
そしてそんな仲間たちがつくるハンバーガー、空間を愛してくださる
全てのお客様によって成し遂げられたものです。

先人たちの熱い思いを胸に、
今日も私たちはハンバーガーをおつくりします。


HISTORY OF THE HAMBURGER

はるか昔、いろいろな国の、いろいろな人たちの
アイディアが重なり、ハンバーガーは生まれました。
今宵、ヴィレッジヴァンガードダイナーへ惹き寄せられたあなたに
ハンバーガー誕生までの、長く、深い歴史をお教えしましょう。

0.

ハンバーグの起源は、
騎馬民族のタルタル人が食べていた
「タルタルステーキ」だと言われています。
戦中の食料として連れて行った馬の肉を細切りにし、
玉ねぎ、胡椒を合わせたこの料理は、やがてドイツに伝わり、
パン粉や香辛料が加えられた「ハンバーグ」の形になります。
その後、アメリカに移住したドイツ人が好んで食べていたその料理を、
アメリカ人は
「ハンブルク風ステーキ(ハンバーグステーキ)」
と呼ぶようになりました。

1.

ハンバーガーのはじまりは諸説ありますが、
ここでは代表的な3つの説をご紹介しましょう。
あなたは、どの説を信じますか?
1885年 アメリカ、ウィスコンシン州の
C・Nagreenという人がミートボールから考え出した。
1900年 アメリカ、コネチカット州の「New Haven」
という食堂で売り出された。
1904年 アメリカで開催された万国博覧会の会場で、
「ハンバーガー」として丸いパンにハンバーグを挟んで売り出した。

2.

ハンバーガーチェーン店のはじまりは、
1955年のイリノイ州シカゴ。
マクドナルド兄弟が経営していた カルフォルニア州のドライブスルーで
ハンバーガーが大人気になったことから生まれました。

3.

日本では、戦後まもなく佐世保等の米軍基地周辺の
飲食店でハンバーガーが作られ、地元の人たちに評判となりました。

4.

1970年の東京・原町田にハンバーガーショップが登場。
翌年、東京・銀座に外資系の
ハンバーガーショップが上陸すると
爆発的に大人気となりました。

5.

1973年に生まれたテリヤキバーガーを皮切りに、
日本独自にアレンジした
「ジャパニーズスタイルハンバーガー」が次々に誕生。
今では、日本だけでなく世界中の人々に愛されています。

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